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霧ケ峰



【概要】


T所在地 長野県 
U訪問日時  平成26年02月11日(火曜日)
V天候 快晴微風 
W標高 車山  [1,925.0m]
 X登下山コースと所要時間 車山肩駐車場(09:13)→≒1.8q→(09:46)車山山頂(10:16)→≒2.0q →(11:18)車山肩駐車場
  * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒125.0m
 《2》日程〜 日帰り
 《3》同行者〜 単独
 《4》歩行スタイル〜 スノーシュー
 《5》雪〜 パウダースノー、雪量は少ない。


【詳細】


 予期しない幸運に出くわすことが旅のひとつの楽しみに違いない。
 今日もそうだった。
 佐久方面からいつも通る主要地方道40号線で女神湖がもうすぐというところ、左手に蓼科牧場が落葉したカラマツ林の隙間から見え始めたところからだった。すべての梢が妙に白っぽく見え始めた。だんだんとその白さが際立ち始めた。樹氷だ。八時ちょっと過ぎだった。雨境峠の駐車場に車を停めて、散策を始めたのは8時15分ごろ。蓼科山の北側麓の方の斜面から太陽が顔を出し始めた。そして樹氷林に陽が当たり出すと、その林の空間一面を無数の氷片がキラキラ、キラキラと反射光を出しながら、ヒラヒラと舞い降り始めた。神秘的、幻想的。胸が締め付けられ、ただただ息を呑んで見惚れるほどの華やかさだ。
 こんな幸運に出会えて、嬉しくて、嬉しくてしかたなかった。
 そして驚いたことには、さらに先の沿道脇のダケカンバ林も樹氷化粧していた。
 樹氷で着飾った木々は滅多に見られないだけに感動的な光景だ。でも、陽射しを受け、梢から、光り輝きながら、数知れない氷片が乱舞する、その瞬間のシーンはこの世のものとは思えないほどに美しく、小生は大好きだ。去年のあの上高地の霧氷より遥かに大規模で荘厳だった。この峠が霧氷の絶景地と初めて知った。

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《   朝陽受け  キラリ舞い散る  枝霧氷 》 


 真冬の好天に恵まれたビーナスラインからの白嶺の連山のパノラマは何時見ても見飽きない絶景だ。
 今日は、富士山は雲隠れしていたが、東から蓼科山、八ヶ岳連山、そして鳳凰山、北岳、甲斐駒ケ岳、千丈ガ岳、などの南アルプス山群、木曽駒ケ岳と空木岳を主峰とする中央アルプスの峰々、雄偉な御嶽山、乗鞍岳、焼岳、そして奥穂高岳、北穂高岳、槍ヶ岳、常念岳、燕岳、鹿島槍ヶ岳などの長蛇の白銀の山々が、蒼く澄み切った空の下、陽光に輝いて鎮座していた。
 スノーシュー履いて車山に登れば、北に浅間山系と妙高、火打山などの北信越の峰々も望み見ることができた。

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 陽が燦燦と降り注ぐ大雪原をスノーシューの雪を踏む音をききながら、雪原表面の、無数の、キラキラ光輝く雪片に心奪われながら、ただただ歩く。ただそれだけ。でもそれだけなのに、ぜんぜんそれだけでない。

 多分ここ霧が峰の冬はこれからも何度も訪ねることになるのだろう。

 
【写真記録】


 ☆☆アルプス展望台 ☆☆ 


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