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谷川岳



【概要】
T 所在地 群馬県と新潟県の県境
U 訪問日時 平成26年2月1日土曜日)
V 天候 晴れ、無風
W 最高峰 オキの耳 [ 1、977m ]
X 訪問山岳地一の倉沢出合 [ 870m ]
Y 登下山コースと所要時間 谷川岳ロープウェイ山頂駅(天神平)駐車場(09:49)→≒0.9q→(10:04)蓬峠登山口(10:13)→≒3.0q→(12:08)一の倉沢出合(13:13)→≒3.0q→(14:25)蓬峠登山口(14:30)→≒0.9q→(14:45)谷川岳ロープウェイ山頂駅(天神平)駐車場
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
Z その他 《1》歩行スタイル〜スノーシュー
 《2》蓬峠登山口と一の倉沢出合との標高差〜≒170m
 《3》特殊なリスク要因の確認情報〜山腹コースは雪崩の危険あり、と地元の人は言っている。
 《4》日程〜日帰り
 《5》同行者〜単独


【詳細】


土合から一の倉沢出合まで行くのにコースが二つある。
ひとつは国道291号線を道沿いに行くコース。もうひとつは湯檜曽川沿いのコースだ。
 国道291号線は昔は清水峠を越えて新潟県に抜けていたらしいが、今は一ノ倉沢出合で車両侵入禁止となっていて、谷川岳の山腹を巻いている。もうひとつは国道291号線が湯檜曽川を渡る地点に「The Lodge 天神」という山小屋があるが、その反対側に蓬峠への登山口がある。そこから入り湯檜曽川の右岸の河川敷の樹林帯を通り、途中で一の倉沢に左折して行くコースだ。
国道コースの利点は、冬季通行規制の始点に駐車してすぐに出合までの、ほとんど高低差さのない(最初少しジグザグの登りがあるが)、フラットな道を最短距離で歩けること。欠点は2,3箇所雪崩の起きそうな場所(地元の人に以前確認した時には、実際に起きたことがある、と言っていた。)があることと、大雪と通行人が少ないときには、トラバースに失敗して斜面を転げ落ちるリスクがある、ことだ。実際一昨年、出合がもうすぐというところでトラバースに失敗し、斜面を転げ落ち、雪に埋もれて、脱出に苦労したことがある。一昨年帰途川沿いコースを始めて利用したが、このコースの最大の利点は雪崩に遭遇するような場所がないことだろう。欠点は、車で出掛けた場合は、ロープウェイ駅の駐車場に車を置いて、蓬峠登山口まで国道を歩かなければならないこと。(無精者の小生にはの話だが)

 陽は燦燦と輝き、空は青く、雲ひとつない、上天気だ。今日は山の神様は機嫌がいい。
 河川敷と対岸の山の斜面は一面雪に覆われていて、白銀に輝いている。わずかに針葉樹があるが、ほとんどが落葉した広葉樹の幹と枝だけの裸木だ。シンプルワールド。川のせせらぎの音が聞こえる以外は静寂が支配している………そう思ったが、よく耳を澄ますと、小さいが確かに小鳥の鳴き声がする。それも2、3種類の。雪と針葉樹と落葉した広葉樹だけの世界で生活している小鳥達がいるのだ。食べ物が豊富な里山にどうして降りないのだろうか、などと余計な心配などもした。だがたまたま雪道脇の落葉樹に4,5羽のシジュウガラが枝に止まっているのを目にした。一生懸命枝をついばんでいた。小さい木の実か虫みたいなものがあるに違いないのだ。食料はちゃんとあるんだと知った。
 そしてこのコースで小生のお気に入りは途中から前方の白銀の山並みの一角にピラミディカルな鋭鋒を仰ぎ見ることができることだ。小生はピラミツド型の山が無性に好きだ。この山は、武能岳、という名の山なのだろう。

   もう何度となく訪ねた一の倉沢出合。
 春夏秋冬、何時仰ぎ見てもその峻厳にして、重厚感のある一の倉沢岩壁の存在感には圧倒され、強く心惹かれる。
 岩とそこにへばりついている雪と色彩感はないが、むしろそのことがこの岩壁の、人を寄せ付けない孤高さと荘厳さを強調しているようにも感じられる。

 それにしてもスノーシューで雪見見物に出掛けて、こんなに沢山の人に出合ったのは初めてだった。個人、グループを含めて、往復の間に、老若男女60,70人の人に会ったんじゃないだろうか。スノーシューの人気があがってきたのか、それともここ湯檜曽川流域がスノーシューゲレンデとしてポピュラーになったからなのか、その理由はわからない。スノーシューだけでなく尻スキーなどして大騒ぎして童心に返っている中高年グループもいた。 

【写真記録】



☆☆ 一の倉沢岩壁 ☆☆ 




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