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草津白根山



【概要】


T所在地  群馬県
U訪問日時  平成21年【2009年】7月14日 ( 火曜日 )
V天候  曇り時々晴れ
W最高峰草津本白根山 [ 2、171m ]
X訪問山岳名  草津本白根山登山道最高地点 [ 2、150m ]  参考;草津白根山
Y登下山コースと所要時間  白根レストハウス側登山道入口(10:58)→≒1.2q→(11:23)本白根登山口 (11:23)→≒1.3q→(11:57)展望台分岐(11:58)→≒0.8q→(12:24)本白根歩道最高点(12:25)→≒0.8q→(12:43)展望台分岐(12:43)→≒0.5q→(12:49)展望台(12:50)→≒1.0q→(13:19)鏡池池畔(13:48)→≒3.3q→(14:46)白根レストハウス側登山道入口
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
Zその他  《1》標高差〜132メートル 《2》特殊なリスク要因の確認情報〜硫化水素ガスの危険性とその噴出場所(ジャンル「消防・防災・気象情報」の項)について
 《3》日程〜 日帰り
 《4》同行者〜 単独

【詳細】


 それにしてもすごい人出だ。伝え聞いたところによると、テレビでコマクサの報道がされたよし。車を降りてほとんど歩かずにロープウェイとスキーリフトを利用すれば、リフトを降りて10分ほどほぼ平坦な山道を歩けば、2000メートルクラスの山岳気分とコマクサのお花畑を観賞できる。登山道は見渡す限り人、人の渋滞だ。こんな山歩きは初めてだ。
 本白根はでかい火口の火口壁の内側の縁に沿ってメインの登山道があったが、その両側はほとんどが茶褐色や黒色の岩礫地で、他の山野草がほとんどないようなところにコマクサが群生していた。花はピンク色のも散見されたがほとんどが濃い赤色だ。緑の独特の形をした葉も印象的だ。その量には食傷気味になるほどに圧倒される。正真正銘のコマクサのお花畑だ。小生は、2、3日前にここがコマクサの群生地だとガイドブックで知って驚いた。お恥ずかしい話だがコマクサは北海道やアルプスの特定の高山だけに咲く花と誤解していた。灯台下暗し、もいいところだ。そしてさらに驚いたのはここのは一時期盗掘などでほとんど全滅状態であったのを地元の草津の中学生が復元してくれたという話を聞いたからだ。大人の一員として恥じ入るばかりだ。子供達にありがとうと言いたい。

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 周回登山道の路傍には主役のコマクサのほかに脇役として、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ、マイズルソウ、ハクサンシャクナゲなどがいたが、小生に華を感じさせてくれたのは、数は多くなかったが、十何本かのハクサンチドリだった。特に花が白色なのは初めて見たので少し興奮した。

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 この山に前から気になっていたことがある。2、164.8mの三角点のある頂はその沢のひとつの白根沢の硫化水素ガスのため立ち入り禁止になっているわけだが、山頂はこことは離れた別の場所で立ち入り禁止区域にもなっていない。不思議なことなのだが登山道がその山頂に通じていないのだ。この山頂とおぼしき場所は山林のなかだから展望なしの頂上と推定される。いずれにしても奇妙なことだ、と思う。

 今回冬山のスノーシュートレツキングとしてこの夏山コースの下調べ調査もしたわけだが危険箇所が2箇所で他は雪崩や道迷いの危険性がないことがわかった。
 下山ごろから白根山周辺は濛々たる霧が流れ始めていた。明日の天気が気になったのでラジオのスイッチを入れてみると、なんと本日関東甲信越地方は梅雨明け宣言が出た、とのニュースが流れた。明日の四阿山も雨に悩まされる心配はなさそうだ、と安心した。


【写真記録】



☆☆ コマクサ繚乱  ☆☆



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