百名山訪問記
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 剱岳 



【概要】


T所在地 富山県  
U訪問日時  平成26年【2014年】09月28,29日 (日,月曜日)
V天候28日〜晴れ、29日〜超快晴、無風 
W標高 剱岳 [ 2,999m ]
 X登下山コースと所要時間■ 初日 
室道ターミナル [ 2,432.6m ](11:01)→5.00q(休憩;48分)→(14:56)剱沢キャンプ場[ ≒2,550m ] (15:00)→≒1.1q→(15:36)剱山荘 [ 2,470m ]
■ 二日目 
剱山荘(05:44)→≒2.7q[ 529m ]→(08:41)剱岳山頂(09:13)→≒8.2q(休憩;44分)→(16:22)室道ターミナル
* 上記ルート図 
* 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒566.4m
 《2》日程〜 一泊二日 
 《3》同行者〜 単独


【詳細】


 二日間とも、特に二日目は立山山域の上空は紺碧に透き通り、陽は燦然と輝き、暑過ぎず爽やかで登りでもちょっぴりと汗ばむ程度だった。風もほとんどない。初日少しガスが出て、二日目も一時高い空にいわし雲みたいなのが出たが絶好の上天気だった。
 こんな天気に恵まれた幸運にただただ感謝しながら歩いた。
行きも帰りも 空、砂礫の白っぽい山肌とハイマツ、そして真紅と黄金色の紅葉が鮮やかナナカマドやカエデなどで着飾った立山の峰々は見事なほどに美しかった。
 剱岳は雨が降れば訪問が小生には不可能だということを痛感するほどの山であったし、剱山荘から別山乗越への途もガスが出れば道迷いするに違いない思われる場所もあり、実は危ない山路だった、と今は思う。でも、そんな苦境に立たないで、大自然の素晴しさを十二分に堪能できることができたのは本当に好天気のお陰であった、と実感している。

 一服剱あたりからの、前剱そして主峰へと続くこの山を目の前にしたとき、山頂までの遠近感が感じられずに直立した断崖絶壁をよじ登り続けなければ頂に行けないのではないかという大きな不安に襲われた。怖い、とさえ思った。でもすぐに思い返した。沢山の方が訪ねている、だから非力な小生でも、落ち着いてゆっくりと一歩一歩ゆけば大丈夫なはずだと。あきれるほどの数の鎖場があった。みなその鎖がなければ素人には乗り越えられない急峻な岩場が多いいということだったのだろう。鎖をしっかりと手に持ち岩石の足場に足裏をしっかりと確実にキープしながら鎖場をひとつずつクリアした。だから不安はなかった。むしろ小生が怖いと思ったのはヤセ尾根や急斜面のトラバース道などの、ちょっと滑ったり、足を引っ掛けたりして倒れたら、そのまま転がり落ち、場所によっては谷底にまで、というような所だった。そういう所が沢山あり一歩一歩に神経を使った。

 山頂からの360度の大展望は、見応えのあるそれはそれは圧巻の大パノラマだった。周囲のそれこそ沢山の山々、峰々を全て眺めることができた。あの一昨日噴火した御嶽山の噴煙も遠くだが鮮やかに見えた。だけでなく日本海もそれとわかるほどには見えた。
 室堂ターミナルから剱岳までの行き来に望見した立山三山、別山、大日岳などの偉容も心に深く刻まれた。

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 最後に、御嶽山噴火で非業の最期をとげられた方々のご冥福を心からお祈りし、ご遺族にお悔やみ申し上げたい。またお怪我をなされた方々が一日も早くお元気になられることをお祈りしたいと思います。こんな悲劇を二度と起こさないために噴火予知の科学が大躍進することを切に期待したい。  



【写真記録】


 ☆☆ 9月28日 ☆☆ 

 ☆☆ 9月29日 ☆☆


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