p_l.gifp0n_2.gifp0o_2.gifp04_2.gifp0o_2.gifp_r.gif




赤城山



【概要】


 
T所在地 群馬県
U訪問日時  平成22年【2010年】 5月21日( 金曜日 )
V天候 快晴、北北西の微風 
W標高 赤城山[ 黒檜山 ] [ 1,827.6m ]
 X登下山コースと所要時間黒桧山北登山口( 7:36)→1.3q→( 8:53)山頂( 9: 9)→1.3q →(10:03)黒桧山北登山口
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒465.6m
 《2》日程〜 日帰り
 《3》同行者〜 単独


【詳細】


群馬県には上毛三山と呼ばれる山がある。
県西部に浅間山などとともにあるのが妙義山と榛名山だ。そして赤城山は北部にある。
三山ともに小生の住む前橋市からはよく見える。ここ群馬には上毛カルタというものがある。群馬県の自然、名所や歴史上の人物などをうたったもので、たとえば「あ」は「浅間のいたずら鬼押し出し」、「い」は「伊香保温泉日本の名湯」というようなものである。小学生のころは学校でこの上毛カルタのカルタ取り大会があった。郷土の学習の一環だったのだろう。そして「す」で「裾野は長し赤城山(あかぎやま)」とあった。この山の裾野周辺には、沼田市、渋川市、前橋市、伊勢崎市、桐生市などがあるが、この歌がもっとも実感できるのは前橋方面からだろう。東西に裾野がきれいにひろがっている。ただ市街地中心部からは、最高峰の黒桧山と地蔵岳は、その南にある同じ山系の鍋割山や荒山の陰になって見えない。市街地の別の場所によっては地蔵岳が見える。そしてそこに林立するテレビ電波の中継塔も。この山に限らず、こういう山上にある構築物は将来的には撤去されることを期待したいものだ。風景としのの魅力を阻害するからだ。自然はできるだけ自然のままがイイ。
 この山も今ではキャンプやスキーをする人も少なくなったが、依然として冬の大沼のワカサギ釣りの人気は高い。小生は麓の方へキノコやタロッペ取りに出かける。今日も帰りにタロッペを何本が摘み取ってきた。スノーシューを買ったころは大沼周辺で練習トレーニングをした。

 小生の家から黒桧山の北口登山口までは28キロぐらい。
 麓から車で登山口まで上っていくと、木々の若葉の様子が春がこの山をいっぽいつぽ上っている姿を教えてくれる。下の方はもう初夏を思わせるくらいに木々の緑は濃くて豊かだ。一杯清水にかけて葉もだんだんと柔らかい若草色となっていた。一杯清水から高度さのある曲がりくねった急坂を上りきると白樺牧場のある新坂平だ。ここは新緑は始まったばかりだ。大沼周辺も同じだった。登山口からちょっと入ると、ほとんどの木々は新芽を噴出したぐらいの感じだ。さらに歩を進めると落葉樹は芽さえつけていない。高度があがるにつれて木の幹と枝が樹林のおくりまでよく見渡せた。春が一歩一歩山頂を目指しているのが手にとるようにわかった。もともと降雪量の少ないこの山にすでに残雪はない。そんなまだ冬の面影が色濃く残っている山頂付近では、登山口ちかくではすでに散っていたミネザクラが淡いピンク色の花を鮮やかに咲かせていた。春を告げていた。
 山頂のちょっと北側にある展望台からは残雪の谷川連峰、武尊山、笠ヶ岳、至仏山、燧岳、白根山、男体山などが薄もやのなかにその姿をみることができた。冬のよく空気の澄み渡った日の見事さがしのばれる。西側眼下には日差しをいっぱい吸い込んだ群青色の大沼が静かに横たわっていた。上ってくる途中でこの大沼と小沼が眼下に何度も見下ろせることができる。今日みたいに晴れた日のその水の色には魅せられる。下のほうからはウグイスの朗らかな鳴き声が耳に入った。真上の天空は深く青く澄みきっていた。


【写真記録】


☆☆新春の黒桧山 ☆☆


【過去訪問時写真記録】


☆☆ 鍋割山[2007.11.15][姫百合駐車場〜荒山高原〜鍋割山] ☆☆

☆☆ 黒檜山[2007.10.24][黒檜山北登山口→黒檜山→駒ケ岳→駒ケ岳登山口] ☆☆

☆☆ その他の赤城山散歩の記録 ☆☆


【再訪問時記録】

 ☆☆ 2016.10.26 ☆☆ 



sr05.gifsr35.gifsr45.gifsr55.gif


― 48  ―