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大山



【概要】


T所在地  鳥取県  
U訪問日時  平成25年【2013年】04月13日(土曜日)
V天候晴一時曇、山頂強風 
W最高峰標高 大山<剣ケ峰>  [ 1,729m ]
 X登下山コースと所要時間 大山寺登山口 [ 740m ] (07:40)→≒1.7q[ 610m ] →(09:45)6合目避難小屋[ 1,350m ](09:46)→≒1.2q → (11:05)弥山[ 1,709m ] (11:06)→≒2 .7q [ 休憩約20分 ]→(13:24)大山寺登山口
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》歩行スタイル〜登りは4合目から八本爪のアイゼンを履き、下りは3合目ではずした。
 《2》登山口と弥山山頂との標高差〜≒969m
 《3》日程〜 日帰り
 《4》同行者〜 単独


【詳細】




 大山寺橋を渡ったすぐ左端のところに駐車場があったのでそこに車を置くことにした。目の前の河川敷の潅木はすでに新緑となっていた。その木立の梢の間をツガイのシジユウガラが気ぜわしそうに動き回っているのが目に入った。耳を澄ましてみると何種類かの鳥のさえずりが後ろの山林の中から聞こえた。珍しいことにキツツキのドラミング音も聞くことができた。ここ山麓では春が始まっていた。
 朝は雲ひとつない快晴だったのに、5,6合目辺りから険悪な様相をした雲が頭上を覆い初め、山頂では陽の光がなかった。おまけに時折強風がふいて寒かった。だから10分くらい山頂避難小屋で休憩して、下山を始めた。だが何と不運なことか、7合目あたりまで下ったときには、雲は跡形もなくほとんどなくなっていた。6合目避難小屋で剣が峰方面を仰ぎ見たときその上空は快晴となっていた。ガスカートリツジを忘れなければ、陽に照らし出された、明るく燦然と光り輝く空と雪の世界にめぐり会えたかも知れないと思うと、かえすがえすも残念だった。今回は車でなく、飛行機で米子に来た。手荷物としてガスカートリッジは禁止されてることなので現地で買えばイイと思い持ってこなかった。そして1合目あたりで突如、ああ!忘れた!と思ったが後の祭り。もしカートリッジを忘れなかったら、お湯を沸かしてラーメンやコンソメスープを作って食べたりするのにもう3,40分は山頂にいたであろう。そうすれば………………。つくづくアホだと思った。
 弥山の山頂モニユメントのあるところからは、手前に弥山、そしてその奥に剣ヶ峰が純白な姿を聳え立たせていた。そのモニユメントのある場所が本当の弥山山頂でないのは事前に見た地図で知っていた。剣ヶ峰はムリにしてもできれば少なくとも弥山山頂までは足を伸ばしてみたいものだという稚気はあった。そこまでの距離は短いと思われたし、山頂までの尾根の雪の上に足跡があった。尾根幅が一間位ありほぼフラットだったので、臆病な小生でも大丈夫と確信した。行ってみることにした。弥山山頂は二坪くらいの平坦な土地で標識らしきものは何もなかった。だがそこからの剣ヶ峰はその名前のように、人を寄せ付けないような峻厳な姿をしていて魅入られた。また弥山山頂までの尾根の両側に切れ落ちていた急峻な崖の眺望も怖いくらいにスリリングで見ごたえがあった。
 このちょっとした冒険のお陰でこの山はすごく印象深いものとなった。

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《 弥山山頂からの剣ヶ峰 》


 帰途二度車を降りて大山を仰ぎ見た。機上からも行き返りにその巨体を眼下に見た。イイ山だった。

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【写真記録】


☆☆ 残雪の大山 ☆☆


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