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早池峰山



【概要】


T所在地 岩手県  
U訪問日時  平成20年【2008年】10月 9日(水曜日)
V天候 曇り時々濃霧と霧雨、山頂付近強風 
W標高 早池峰山  [ 1,917m ]
 X登下山コースと所要時間河原坊登山口(8:00)→2.6q→(11:36)山頂(12:15)→2.7q(13:54)小田越登山口(13:55)→2.0q→(14:26)河原の坊登山口
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒922m
 《2》日程〜日帰り[前夜泊;河原坊駐車場]
 《3》同行者〜同行者なし


【詳細】


ゆうべ早池峰山の麓の岳という部落にある早池峰山神社近くの駐車場に着き、そこで車中泊だ。
車だと群馬から岩手は遠い、と実感する。
岳から河原の坊登山口までの6キロ近くの狭い山道の両側の木々はすでに紅葉していた。
ただ雲が山頂付近をはじめ上空を蔽っていた。雨は降っていなかった。天気が良くないのにガッカリしつつも登ることにした。
 登山道は谷川沿いに続いていた。
木々は色とりどりに紅葉している。やはり、なかでもナナカマド、ウルシ、カエデなどの紅色は鮮やかだ。勿論、陽を浴びて光り輝く姿にはくらぶべくもないが。
 紅の秋の山は萌える春の山、緑の夏の山と違い、全山いろとりどりに華やかに着飾ってくれていても一抹の寂しさみたいなものを感じてしまうが、それでも好きだ。ただ曇天下ではわびしさみたいなものをより強く感じてしまう。
 しばらく歩いて振り返ってみると、眼下に広がる錦模様がきれいだ。相向かいの薬師岳は薄いガスがかかっていて紅葉のさまは良くわからない。早池峰山の紅葉を見るのが目的ならば、天気にさえ恵まれるなら薬師岳からの眺めの方がイイかもしれない、などと考えながら歩を進めると、いつしか涸沢のなかの大きな岩がゴロゴロしたようなところを歩くこととなった。結局頂上まで同じだった。スリップしないように慎重にワンステップワンステップ注意しながら歩かなければならない。場所によっては行く手を塞ぐ大きな岩を這いながら前進という感じのところもある。非常に歩きづらい。でも山道なのだから当然といえば当然だろう。
 それにしても太陽とあおぞらが見たい。
ガスため山頂の方はよく見えない。時折の強い風が山頂が近くであることを教えてくれていた。
 そんなことを感じながら歩を進めていると突如、ガスのなか目の前に祠が飛び込んできた。そう広くない平地だ。
 山頂だった。
 内部がきれいに掃除されていた避難小屋で休憩かたがた昼飯を食べた。お二人の管理人と三人一組の入山者しかいなかった。この人達以外には登り、下りとも誰にも合わなかった。この山は春の高山植物が見事ということでこの時期登山者でごった返すらしいが、秋は訪ねる人は少ないようだ。
 下りはさらにガスがひどくなり視界は悪く、小田越の下山口近くでは霧雨になっていた。
 この下山口から登山口までの間、紅葉した木々を観賞しながらの心なごむ時間を味わうことができた。

【写真記録】


☆☆  早池峰山の紅葉   ☆☆


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