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宮之浦岳



【概要】


T所在地  鹿児島県  
U訪問日時  平成21年【2009年】5月18日( 月曜日 )
V天候  曇り 
W標高 宮之浦岳 [ 1,936.m ] 
 X登下山コースと所要時間 淀川登山口(12:08)→≒1.5q→(12:55)淀川小屋(13:38)→≒2.7q → (15:32)花之江河(15:35)→≒ 0.5q →(15:53)黒味岳分岐(15:53)→[≒.q→(16:16)ビバーク地点]→≒3.5q→(―:―)宮之浦岳
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒604m
 《2》日程〜ビバーク
 《3》同行者〜単独


【詳細】

 もう何ヶ月も前から今回の九州四国中国地方の山歩きの計画を立てていた。
ゴールデンウィーク期間を当初予定していた。しかし竹藪のタケノコが4月27、28日ごろより出始め、タケノコ採りをせずほっといてでかけてしまったら留守の期間の竹藪のすさまじい姿が想像され、また膝が屈伸できるほどまでには回復していないので2週間ほど出発を遅らせた。歩行訓練と大腿四頭筋の筋力トレーニングでもなかなか回復せず、4月に入り右膝にヒアルロン酸注射を打ち始め、出発前までに右膝5本、左膝3本を打ってもらった。それでも右膝は折り曲げると痛くて日本式トイレ使用時の不便さが予想された。しかし出発することとした。途中で膝故障の再発で今回のその後の山行きを中止する場合もあることを念頭に、群馬からできるだけ遠いいところから始めるということでこの屋久島からスタートした。

 淀川小屋か石塚小屋で一泊するつもりであった。両方とも避難小屋だから日帰りとは違い替え衣、寝具、食料などを持参しなければならない。食事に関してはできるだけ荷物を軽量化するためバーナー、ガスボンベ、コッヘルなどの調理器具をはずして、調理せずに済むパン、牛乳とむすびを中心とした食材にした。4食分だったのでかなりがさばった。この点に関して果たして軽量化できたのかどうか、後になって疑問に思った。いつもの日帰りの35リットルのザックになれた肩にはドイターの最大容量65リットルまで可能なザックは心理的にも重く感じられた。
 淀川小屋から石塚小屋へ向かっての道すがら、花之江河から石塚小屋まで下り、また明日この荷物をかついでまた同じ道を登り返すのが苦痛に感じられてしまった。そこで石塚小屋へ向かわないで山頂への道を今日行けるところまで行くことにした。途中ビバークして、ビバーク地点に荷物を置いて、明日空身で山頂を目指そうと考えた。 
花之江河を通過し、さらに黒味岳分岐を通り過ぎてすぐの山頂迄3.8q、投石平迄1.2qの標識のある沢手前のあたりでポツリポツリと雨が降り出した。丁度ツェルトを張るのに格好の場所があつたのでここでビバークをすることにした。本当はもっと先でしたかった。雨さえ降り始めなければもう1時間半くらいは距離をかせげたのだがしょうがない。
ここには熊がいないので安心して寝につくことができた。シュラフも暖かく気持ちよい。夜中に雨音で目覚めたが無視してまた寝込んだ。どれくらい時間がたったのかはわからないのだが、手足の水濡れの感覚で目覚めた。シュラフを通して雨水が浸入しはじめていた。下はツェルトの下地だけだったので地面がびしよびしょだった。雨の中かろうじて荷物をまとめ終ったのが4時半ごろだった。小雨とガスがまいていた。水を吸ってリュックも重くなっていた。前進する気持ちは失せていた。
 雨が降らなければうまくゆくかもしれない、という装備と行動であった。
 下山時沢山の中高年登山者とすれちがった。大半が日帰り組なのだろう。
 いずれにしろこの山は仕切りなおしで、あとでもう一度来よう。その時は淀川コースを日帰りで登下山する、というスケジュールで計画を立てればよい。そうすれば今回のようなドジは踏まなくて済むのだ。   

【写真記録】

 ☆☆ 淀川コースのイラストマツプ ☆☆ 


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