男体山
【概要】
T所在地
栃木県
U訪問日時
平成22年【2010年】 6月26日 ( 土曜日 )
V天候
曇り、微風
W標高
男体山 [ 2,486m ]
X登下山コースと所要時間
志津小屋(06:14)→≒2.7q→(08:35)山頂(09:04)→≒2.7q → (10:40)志津小屋
* 上記ルート図
* 表示距離についての注記
Yその他
《1》登山口と山頂との標高差〜≒701m
《2》日程〜 日帰り[前夜泊;志津小屋]
《3》同行者〜 単独
【詳細】
何年か前の夏に訪れたことがある。二荒山神社口の表ルートで急登の連続で体力的にはハードで登りに3時間10分くらいかかった。山頂でガスの晴れるのを1時間半くらい待った、とメモ書きにある。
さて今回は山頂からの展望はどうか。
前回が正面ルートだったので、今回体力的には楽と小生には思える志津峠からの裏ルートを選ぶのに自尊心の抵抗はなかった。
八合目手前あたりからだんだん潅木帯に入り、上るにつれて尾根歩きの感じになり、展望もだんだん雄大になった。天上の遊歩道だ。快適で気持ちよい。そして7、8合目あたりの道端の砂礫質の斜面では、おもにイワカガミやミツバオウレンが沢山咲いていた。シャクナゲは白根山と同じくまだ咲いていなかった。正面コースの印象は薄れたが、確か頂上近くのガレ場以外は樹林帯のなかの道が長かったような気がする。だから、この高山植物と眺望の豊かさによって、小生はこの裏面コースの方が好きだ。ただウンカの大群には悩まされた。虫避けネットを持参すればよかった。そして山頂では近傍の山々が白根山山頂と同様に良く見えた。そしてひときわ小生の目を引いたのははるか北方の雲海上にかなり残雪をいただいた山並みだった。この時期まだあんなに雪が残っているのかと強く印象に残った。山頂にあった展望図盤によってその山が朝日連峰と知れた。
静かな山歩き。少し風の音を耳にしたことがあったが後は静寂が支配する世界。時折小鳥たちのさえずりが耳に心地よく響く。下山口近くではハルゼミも鳴いていた。
昨日白根山で痛い目にあった足の痙攣は今日はなかった。筋肉が山歩きに慣れたこともあるだろうが、山頂からの下山時に上りかえしがなかったのが一番筋肉には楽だったのだろう。
下山時には上ってくる沢山の登山者とすれ違ったが、このコースの人気の高さを知ることができた。やはり小生同様に距離の短さに惹かれのだろう。前回二荒山神社口では入山料500円だったかを支払ったが、今回は必要ないようだ。
今回宿泊でお世話になった志津小屋は二荒山神社さんが無料で開放してくれている、立派な作りのログハウス風の避難小屋であった。寝具用布団も準備されていた。一応寝具は一式持参したのでお世話にならなかった。利用者が提供者の温情に甘えすぎることなく管理者に迷惑をかけないように大事に使わせてもらいたいものだ。
【写真記録】
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男体山
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