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十勝岳



【概要】


T所在地  北海道
U訪問日時  平成20年【2008年】7月13日( 日曜日 )
V天候 曇り時々霧雨 
W標高 十勝岳     [ 2,077m ]
 X登下山コースと所要時間 望岳台( 5:14)→雲ノ平分岐 → ( 7:35)昭和噴火口( 7:35)→( 8:33)山頂( 9:15)→(11: 5)望岳台〔往復≒9.8q、案内標識〜10.4q〕
* 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 《1》登山口と山頂との標高差〜≒1,142m
 《2》日程〜日帰り[前夜泊;白金キャンプ場]
 《3》同行者〜単独


【詳細】


 北海道山旅第2山目だ。
夜中に雨の音で目が覚めたが朝起きてみると雨はやんでおりガス模様だった。
テントは濡れていたので帰りに撤収しようとそのままにしてすぐに近くの登山口のある望岳台へと車で向かった。
羊蹄山小屋の管理人さんから、十勝岳は濃霧だと道迷いの危険があるからそのときは中止したほうが良いとアドバイスをもらっていた。仕度を整え、簡単な朝食をしたりしているうちに、十勝岳にかかっていたガスはみるみるうちに消えた。雲も比較的高いようだったので荒れないだろうとの見込みのもと出発した。

 現役の活火山だけに石炭かコークス色をメインとした印象の火山灰や火山礫に覆われていて、まだ草木もまばらな、土砂と岩の巨大な堆積物だ。登山道脇の昭和火口、すりばち火口そしてグランド火口と巨大な陥没地があり、麓から山頂に至るまで絶えず62−U火口からの大きな噴煙があがつているのが見えた。いかにも火山という雰囲気がした。だが恐怖感をかきたてられるような火山としての凶暴で圧倒的な存在感を感じることはなかった。多分62−U火口の火口底を見ることがなかったせいだろうと想像する。危険な火山性ガスのことを考えれば近づけないような禁止措置は当然のことだろう。だからインパクトが弱かったとしてもしょうがない。
 山頂では近くに美瑛岳、富良野岳がそしてトムラウシ山が遠望できた。

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〈 昭和噴火口そばからの十勝岳 〉

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〈 山頂直下からの十勝岳 〉
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〈 山頂 〉


下山を始めてからすぐに左足を着地するごとに左足膝関節付近が痛い。以前にもあったことだが急傾斜の岩場を降りるときにそうなる。まだ完治していないみたいだ。山旅は始まったばかりだ。まだまだ先は長い。狭い歩幅でゆっくりとカタツムリのように、そして頻繁に休みながら、下山口を目指した。それでも緩やかな傾斜地や登りではほとんど痛くないので助かった。
無事望岳台にたどり着いた時はホッとした。
 そんな状態だったから「X登下山コースと所要時間」の記入をデジカメの記録時間からしてみて驚いた。登りで3時間2、30分かかったのに、下りに2時間しかかっていないのだ。もっとずっと多い時間がかかったような気がしていた。人間の主観なんててんであてにできないものなのだなあ、としみじみ思う。

 すぐに駐車場を後にしてキャンプ場に戻りテントを車に運び込み次の目的地、旭岳に向かった。
 それにしてもあわただしい旅だ。

【写真記録】


☆☆ 岩石の山 ☆☆


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