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吾妻山



【概要】


T所在地 福島県と山形県  
U訪問日時  平成21年【2009年】10月22日( 木曜日 )、23日( 金曜日 )
V天候22日〜曇りのち晴れ、23日〜晴れ時々曇り 
W最高峰 西吾妻山  [ 2,035m ]
 X訪問山岳と登下山コースと所要時間
 ★22日……白布峠登山口(**)(07:44)→4.5q→ (10:58)西大巓(にしだいてん)[ 1,981.8m ](11:53)→4.5q→(14:56)白布峠登山口
 * 上記ルート図
 (**) この登山口は見つけるのに苦労した。人に尋ねてやっとわかった。白布峠駐車場入り口の道路を挟んで斜め反対側を良く見ると国道よりちょっと高いところにある笹薮に沿って国道沿いに細い山道が伸びている。そこに入り口があり細い木柱に「至 西吾妻山縦走路」と書いてある。そこからしばらく行くと今度は米沢市が設置した立派な正式(?)な登山口がある。妙な登山口ではある。

 ★ 23日……浄土平駐車場(08:10)→2.9q→(10:08)一切経山(いっさいきょうざん)[ 1,948.8m ](11:00)→ 酸ケ平、鎌沼、姥ケ原経由、≒5q → (12:58)浄土平駐車場
 * 上記ルート図
 * 表示距離についての注記
 Yその他 
《1》〈1〉白布峠登山口と西大巓山頂との標高差〜≒581.8m 
  〈2〉浄土平登山口と一切経山山頂との標高差〜≒368.8m 
《2》日程〜 日帰り[前夜泊;早稲沢浜キャンプ場,道の駅「裏磐梯」]
《3》同行者〜 単独


【詳細】


 昨日は西吾妻山を訪ねる予定だったが西大巓で引き返した。
 西大巓の山頂に着いたときも登山口を出発したときから続いていた濃霧は晴れずに周囲の眺望はなかった。西吾妻小屋や西吾妻山も勿論見えなかった。だからどちらの方向にあるのか視覚的には確認できなかった。山頂からちょっと先に下る道があったがそこが西吾妻山とデコ平の分岐であった(そのことが後でわかったが、分岐点としての道標は立っていなかった。)左側に下りる道があったが3、4メートル下でストップしてるように見えてしまった。休憩場所として踏み固めたところだろうと軽率にも判断してしまった。(今にして思えばわずかな距離なのだから当然そこまで足を運んで確認すべきだったのに。)迷うことなく右側の道へ進んだ。しばらく下って行くとご夫婦の2人連れに出会ったので、来られた道に西吾妻山の分岐がありましたか、と訪ねたところ、私達はデコ平口から上ってきたがそんな分岐などなかった、とのことで山頂までまた引き返した。山頂で時計を見ると11時20分ごろだった。出発から3時間30分が既に経過してしまっていた。小生のガイドブックではこのルートの所要時間は3時間15分となっていた。そしてその本の地図を改めて見てみると西吾妻山までまだかなりの距離があるように思われた。これから目的地まで行き白布峠登山口まで戻るのには自身で設定したタイムリミットの16時はキツイように思われたし、この道迷いで気力もなえてもいた。ガスも一向に晴れそうになかった。西吾妻山訪問を断念した。
それにしても縁遠いい山なんてあるんだろうか。こちらに来て最初に訪ねようとしたのは西吾妻山だった。吾妻連峰の最高峰であることに敬意を表してのことだ。だが月曜、火曜とも早朝の悪天候のため遠慮せざるをえなかった。そして今日もほとんどが濃霧のお出迎えだ。

 下山した頃は空は良く晴れ渡っていた。峠を下り桧原湖沿いに道の駅「裏磐梯」まで帰ったのだが、紅葉の素晴らしく美しかったこと、すべての失敗を忘れさせてくれた。全体的に赤色の量が多いい気がする。赤色系のモミジ、ナナカマド、ウルシが黄色系のモミジやカエデより多いいところが特に綺麗だ。

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 一切経山の山頂から少し斜面を下ると、眼下に沼が目に入った。その色の美しさに息を呑んでしまう。そして見飽きない。コバルトブルー。雲ひとつない空の色もいっぱいにすっているようだ。五色沼。別名魔女の瞳ともネーミングされている、と山頂で知り会った人が教えてくれた。小生は100万ドルの沼と命名した。

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そして北に目を凝らすと、その姿は小さかったが去年尋ねた蔵王、鳥海山そして月山が、その左には近々尋ねたい大朝日岳が遠望できた。勿論、すぐ近くには吾妻連峰の山々も手に取るように良く見えた。この一切経山以外はすべての山がまろやかで樹木におおわれた老成した山、という感じであった。
酸ケ平、鎌沼、姥ケ原。紺碧の空、ふつうのありきたりの松、ハイマツ、苔、シダ、笹、草、湿地、沼そして周囲を取り囲む緩斜面の山々。素材は到ってありきたりなものだ。だがただ歩いているだけで心がじわじわと温かくなる、やすらぎをおぼえる。素敵な草原だと思った。そして雪に覆われたこの一帯をスノーシューハイクする空想をするだけで心がわくわくした。ここは雪崩の心配をしなければいけないような場所は少なく、天候にさえ恵まれさえすれば道迷いの心配もないだろうから格好のゲレンデと思えた。

 
【写真記録】


☆☆ 西大巓と紅葉  ☆☆


☆☆ 一切経山とその周辺の風景  ☆☆




【 再訪時記録 】

☆☆  2016.10.14の西吾妻山 ☆☆


 
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